ハトなどの鳥類飛来防止忌避剤を販売・施工
　ビルメイト　刺激の複合作用で学習効果を防止

食品工場や飲食店などの厨房（ちゅうぼう）の衛生管理および有害生物の防除を業務とする�泣rルメイト（熊本市武蔵ヶ丘９丁目、東田和典社長）は、ハトなどの鳥類を建物に近寄らせない鳥類飛来防止忌避剤「バードフリー」を販売・施工している。
この商品は、鳥類が嫌がる特殊成分による臭覚と味覚刺激、さらに鳥類は紫外線を認識できるという特異性に基づき、紫外線吸収剤を含んだ成分による視覚刺激など、複数の感覚を刺激するジェル剤で、刺激の複合作用で学習効果による慣れを防止するように考案された。施工方法は専用のトレーに注入し、鳥類が飛来する場所に固定するだけ。器具やネットなどの取り付けと違い、建物の美観を損なわず、対候・耐熱性にも優れ、効果は１年以上持続する。
また、農業用としても利用でき、特殊ハンガーに取り付けたトレーを果樹園などの樹木に掛けることで、収穫期の果樹を食い荒らす鳥類を近づけず、農作物の被害防止にも役立つという。販売価格は１本２５０グラム入りで５８００円（税別・施工費は別途必要）。１本で２５個分のトレー注入量があり、５０センチメートル間隔で施工すると約１５メートルの設置が可能。
同社では、「ハトは一年中繁殖し、何度も産卵を繰り返しますが、特に春から夏にかけて盛んに繁殖します。成鳥となったハトは生まれた巣に戻ってくる習性があるため、ハトの被害を防止するためには、建物に近寄らせないことが何より大切です。バードフリーは、施工も簡単で、しかも低コストで効果を発揮できるので、ハトの糞や騒音、また農作物の被害で困っている方にぜひ試していただきたい」と話している。 （甲木）