平均変動率はマイナス３・８％で１５年連続下落
　２０１０年度県地価調査　下落幅はやや縮小

熊本県がこのほど発表した２０１０年度県地価調査によると、林地を除く全用途の平均変動率はマイナス３・８％で、１５年連続の下落となった。下落幅は前年度に比べ０・２ポイント縮小した。７月１日現在の基準地５０２地点の価格を判定し公表したもの。
住宅地の平均変動率はマイナス３・４％で、下落幅は０・１ポイント縮小。１３年連続で下落した。もっとも大きな下落を示した地点は天草市牛深町荒木川で、変動率はマイナス１０・７％だった。上昇を示した地点は熊本市春日５丁目のみで、横ばいは熊本市京町２丁目と菊池市七城町林原、宇城市豊野町糸石など５地点。
商業地はマイナス４・８％で、下落幅は０・４ポイント縮小した。１９年連続の下落。もっとも大きな下落を示した地点は苓北町志岐町頭で、変動率はマイナス１０・７％だった。上昇した地点はなく、横ばいは熊本市春日２丁目の１地点。
熊本市に関しては、住宅地平均変動率はマイナス２・７％で、下落幅は０・２ポイント縮小。１４年連続の下落となった。熊本市の商業地平均変動率はマイナス３・３％で、下落幅は０・４ポイント縮小した。
用途別の最高価格は、住宅地が熊本市新屋敷１丁目１０番１２の１５万８千円（１�uあたり）、商業地が同市下通１丁目３番３の１５３万円（同）。