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クリーンルーム活用の水耕野菜栽培事業着手
 エヌエーエスコーポレーション 装置開発も

装置開発・販売、精密機械加工などの潟Gヌエーエスコーポレーション(合志市御代志、中川一男社長)はこのほど、半導体製造用のクリーンルームを活用した野菜の水耕栽培事業に着手した。
光、温度、養液などを完全制御した水耕栽培で、初年度は各条件を変えながら実験栽培し、よりよい栽培条件を探す。初回は約150株のレタスを約40日間、8つの条件で栽培した。次回はさらに条件を絞り込んで栽培するほか、新たな品種の野菜栽培にも挑戦する。また、栽培用の照明器具は自社で開発したものを採用する。管理されたクリーンルームを使うため、天候に左右されず安定供給できることや、無農薬栽培が可能なことなどが特徴。
同社では、次年度に量産実験を図り、2012年をめどに野菜販売を始めたいとしている。また、製造業というものづくり企業の強みを生かし、野菜の栽培をより効率よくできるよう自社で装置・設備の開発を進め、将来的には栽培ノウハウや装置の販売も目指す。(横山)
週刊経済:2010年11月2日発行 No.1596

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