島崎２丁目に適合高齢者専用賃貸住宅
　金澤会　１１月に完成

青磁野リハビリテーション病院などを運営する  金澤会（熊本市島崎２丁目、金澤知�ｺ理事長）は、病院北側に用地を取得し適合高齢者専用賃貸住宅（適合高専賃）を建設する。近く着工し、１１月に完成する予定。
適合高専賃とは、高齢者世帯に限って賃貸する住居のうち、１８�u以上のトイレなど付き居室で急変時の対応や健康管理、看護・介護などといった生活支援条件を満たすもの。同会が開設する適合高専賃は特定施設入居者生活介護の指定を受け、介護保険を利用した施設スタッフによるサービスも受けることができるという。建設地は通称島崎本通り沿いの片山歯科医院東側隣接地。名称は「ファインテラスせいじの」。敷地面積は２０５３�u、鉄骨造り４階建て、延べ床面積は３０７４�u。
１階は受付やロビー、多目的ホール、厨房（ちゅうぼう）。新設の通所介護事業や、現在同法人内にある訪問看護・介護、居宅介護支援事業所も入る。２〜４階が居室フロアで、それぞれのフロア中央部にリビングダイニングや機能訓練室、浴室を配するグループユニット型。４階には交流サロンも置く。居室は全４７室で、床面積は１８〜５７�u。すべてトイレ・洗面・収納付きで、浴室やキッチンを併設するタイプもある。家賃・食費・介護保険自己負担分などを含めた月額費用は、１５万円から２５万円程度を想定している。スタッフは１６〜１９人で、通所介護のスタッフは５人程度。
金澤理事長は「将来の生活に不安を感じるという患者の声に応えるため開設を決めた。ファインテラスせいじのは一般の高専賃と特定施設入居者生活介護の混合型施設で、介護保険利用者も非利用者も入居することができるのが特徴。第２期計画として、低料金で入居できる高専賃の開設も構想している」と話している。 （佐藤奈）