米・ジェンスクリプト社などとライセンス契約
　トランスジェニック　抗体作製関連技術で

熊本市南熊本３丁目の�潟gランスジェニック（福永健司社長）は２月２５日、同社が持つ「ＧＡＮＰマウス技術」を用いて研究用試薬としての抗体を作製するライセンス契約をアメリカのジェンスクリプト社と締結した。３月１１日には�竃ﾆ疫生物研究所（群馬県藤岡市）とも、ＧＡＮＰマウスを使用し自社抗体製品を製造・販売するライセンス契約を結んでいる。
ＧＡＮＰマウス技術とは、特定の遺伝子を過剰に発現させたマウスにより抗体を作製する技術で、抗体は診断薬や抗体医薬の開発に展開することが可能。この契約に伴い、ジェンスクリプト社や免疫生物研究所はＧＡＮＰマウスを用いた抗体作製関連の事業を開始し、トランスジェニックは売り上げに応じたロイヤルティを受け取るという。
ジェンスクリプト社は２００２年設立。アメリカやヨーロッパ、中国、日本に営業所を置き、生物試薬や抗体医薬開発サービスを世界的に展開している。
免疫生物研究所は１９８２年に設立。資本金は１５億７１８１万円。医薬品や医薬部外品の免疫学的研究開発、製造、販売、受託研究・生産などを行っている。 （佐藤奈）