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就職決定率は100%
  県立技術短大 77%が県内に

県立技術短期大学校(菊池郡菊陽町原水、檜山隆校長)の今年3月卒業者の就職決定率は3年連続で100%だった。全体の77%に当たる75人が県内に就職した。
卒業者107人のうち就職希望者は98人で、全員の就職が決定。このほか6人が九州職業能力開発大学校などに編入した。決定先を業種別にみると製造業が73人、情報・通信業が20人などとなっている。地域別には地場企業に41人、県内誘致企業に34人、県外企業に23人となった。求人企業数は152社で、前年を10社下回ったが、求人数は6人増えて200人。そのうち県内は3社減の82社。求人数は5人増えて110人だった。
同短大は精密機械、機械制御、電子情報、情報通信、情報映像の5学科があり、1学年の定員は110人。同短大は「雇用情勢の悪化に歯止めがかからず、厳しい就職戦線となったが、教職員がきめ細かに、粘り強く就職指導した成果が表れたのではないかと思う。全体的に求人が冷え込み、中でも県内の情報・通信分野が厳しかった」(脇坂幸樹・教務学生課長)と話している。
主な決定先は、オムロンリレーアンドデバイス、櫻井精技、東京エレクトロン九州、中央電子工業、不二ライトメタル、三菱電機熊本、ヤマハ熊本プロダクツ、ユニバーサル造船有明事業所、ナカヤマ精密、ダイキン工業、西川印刷、ネクサスプレシジョン、日本合成化学工業、井関九州、九州武蔵精密、プレシード、応用電機、オオクマ電子、堀場エステック、オムロン阿蘇、ソニーセミコンダクタなど。
同校は県内製造業の高度化、高付加価値化に対応できる実践技術者育成を目的に1998年に開校。今春までに1311人が卒業し、そのうち1210人が県内地場企業・誘致企業に就職している。就職率は、急激に雇用情勢が悪化した2009年を除き、連続して100%を達成している。 (佐藤元)
週刊経済:2012年5月8日発行 No.1671

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