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竹が原料の発酵飼料・堆肥製造販売会社設立
 瀬口前渡辺商店部長 養殖タイ用飼料開発

熊本市中央区黒髪2丁目の瀬口貴好氏は、4月1日、竹を原料とした発酵飼料及び堆肥製造販売の新会社を設立した。
新会社名は潟Oリーンキューブで、瀬口氏が代表取締役に就任、資本金は300万円、初年度売り上げ目標は3千万円。スタッフは当面、同氏を含め3人でスタートする。
同事業は2012年6月に山鹿市の挙n辺商店(渡辺剛士社長)農業資材部が熊本県経営革新事業者認定を受けて開始した事業。13年6月から本格的な製造販売を開始したが、主要事業の建設資材部門が多忙化した事で、瀬口部長が同農畜水産部門を独立させ開業した。
新会社では独自の発酵技術で腐敗が早いというデメリットを改善し製造コストの低減化を図り、さらに乳酸菌を添加する事で、天然有機素材としての竹の魅力を生かした新しい商品として開発、家畜飼料の『バンブーミックス』、養殖魚飼料の『バンブーミックス・アクア』、堆肥の『ふわふわ竹堆肥』などを商品化し全国販売している。
なかでも養殖魚飼料『バンブーミックス・アクア』は、魚類の病気の予防、品質向上、成長促進、さらには内臓等の生臭さを減少する効果があるといわれ、愛媛県の宇和島、長崎県の松浦、平戸、天草の龍ヶ岳、本渡などの養殖場で一定期間給餌されたタイが『かぐや鯛』というブランドで高い評価を得ており、生産が追い付かない状態が続いているという。同社では『かぐや鯛』の販売代理店も行っている。
瀬口社長は1974年4月6日生まれ、40歳。同市中央区黒髪出身で、熊本工大高等学校(現文徳高校)卒。2003年から坂本哲志衆議院議員秘書を務め、10年から渡辺商店農業資材部長を務めていた。 (徳永)
週刊経済:2014年5月7日発行 No.1772

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