投資額２９億円をかけ八代工場を増設
　日本マイクロバイオファーマ　６月着工

　抗生物質や抗がん剤などの医薬品原薬及び食品添加物製造の日本マイクロバイオファーマ�梶i東京都中央区京橋１丁目、鈴木正暢社長）は、投資額２９億円をかけ八代市三楽町の八代工場の製造設備を増設する。３月３０日、同市と立地協定を結んだ。
　中国を中心に、インド、東ヨーロッパなどで医療行政が整備されてきており、抗生物質や抗がん剤などの需要拡大が見込まれることから、同社の売上高の半分を占める八代工場の製造設備を増設するもの。新たに工場用地約２万５千�uを取得し、順次、製造ラインを増設する。６月に着工し、２０１８（平成３０）年４月の操業予定。工場増設を機に１０人を新規雇用する。
　同社はメルシャン�鰍ﾌ医薬・化学品事業を継承し、１１（平成２３）年７月に設立。発酵技術や微生物を応用した医薬品原薬及び食品添加物などを製造している。（甲木）