低コスト高セキュリティーの無線ネットワーク
　ＣＬＯＵＤ‐ＩＡ　スマホ・タブレットを活用

　クラウドシステム開発の�鰍bＬＯＵＤ‐ＩＡ（合志市須屋、松岡祥仁社長）は、スマホ、タブレット端末用低コストネットワークシステムを開発、４月から本格的に販売を開始した。
　スマホ、タブレットなどのモバイル端末利用の無線ネットワークシステムの需要が高まっていることから開発したもの。端末にはＭＶＮＯ業者（携帯電話回線などの無線通信基盤を借り受け、独自のサービスを加えて通信サービスを提供する事業者）の端末を利用。音声通話機能を省き通信機能のみに用途を限定することで、低コストでの無線通信システムを実現したという。さらに閉域網（通信事業者が、加入者にＩＰアドレスを割り振り、独自に構築したコンピューターネットワーク。他ネットワークから分離しているため外部から直接アクセスすることはできない）を利用することで、セキュリティーレベルの高いシステムとなっている。
　松岡社長は「同様のネットワークを構築する場合、通常一回線当たり数万円の費用が掛かるところ、同社ではその一〇分の一以下の価格で提供できる。業務の効率化を図りたいが通信費用が高く、セキュリティーに不安を感じておられる事業者の方に是非提案したい」と話している。同社では今年度千回線の販売を目指している。（徳山）