川尻の延寿寺に西南の役戦没者銘碑を建立
　熊本三州会　第１００回慰霊祭記念事業

　宮崎、鹿児島県出身で熊本在住の経済人らで組織する熊本三州会（事務局・熊本市南区日吉１丁目、柏木明会長）は４月１９日、同区川尻５丁目の延寿寺に西南戦争の薩軍戦没者銘碑を建立した。
　西南の役の際、薩軍戦没者を同寺が埋葬したことから同会が同地に墓碑を建立、１９１６年から毎年慰霊祭を開いており、今年が１００回目にあたることから建立を計画していたもの。銘碑はびょうぶ型で、全高約１・８６ｍ、全長約３・６３ｍ、幅約１・３９ｍ。調査の結果判明した薩軍側の埋葬者８２８人の氏名を記している。慰霊祭に先立って開かれた除幕式には、布袋嘉之鹿児島県副知事や稲用博美宮崎県知事らも出席した。（宮�ｱ）