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創造的復興を具体化する元年に・・・・熊本経済同友会

 熊本経済同友会は4月25日、熊本市中央区城東町の熊本ホテルキャッスルで2017年度総会を開き、「創造的復興の揺るぎない骨格を組み上げる!〜複眼的思考を併せ持って〜」とする新年度活動方針を決めた。
 総会には甲斐隆博代表幹事(肥後銀行頭取)、本松賢代表幹事(テレビ熊本会長)、櫻井一郎副代表幹事(櫻井精技社長)、久我彰登副代表幹事(鶴屋百貨店社長)、西山忠彦副代表幹事(中九州クボタ社長)、柏尾敬秀副代表幹事(SYSKEN取締役相談役)ら会員約90人が出席した。総会では@2016年度事業の経過報告A同年度決算B新年度の収支予算案などを審議・承認し、新年度の活動方針案を承認。役員人事では、甲斐隆博代表幹事、本松賢代表幹事、櫻井一郎副代表幹事、久我彰登副代表幹事、西山忠彦副代表幹事を再任した。
 「創造的復興の土台作り」を掲げた16年度の活動は、各企業が供給責任を果たすという強い使命感から、早期の操業再開を実現させ、その後の経済活動も着実に回復。「自助」に「共助」、「公助」が加わり、県民の一体感が醸成され、企業間においてもグループ補助金の申請に向けた意思疎通を通じ、絆が深まったことから、精神面での土台作りは実現したと評価した。17年度は「精神面だけでなく物質的に経営面でも進めていくことを重要視し、創造的復興のビジョンを具体化する元年と位置付ける」とした上で、活動の方向性として@人材開発および人手の確保A交通インフラの整備を含め被災後の街づくりに関する青写真づくりB生産性向上に向けた業務改革C地域連携強化による阿蘇D熊本城の創造的復興の推進E会員の増強と、会員間での老壮青の対話促進の6項目を決めた。
 また阿蘇くまもと空港の運営にかかわる民間委託について企画、提言活動を行う「熊本経済同友会阿蘇くまもと空港コンセッション委員会」の設立を発表。熊本地震からの創造的復興や地域の中長期的な振興、発展に資する観点から@阿蘇くまもと空港の民間委託に係る情報の把握・共有(勉強会の実施など)A地域経済の成長に資する空港に向けた検討Bその他委員会の目的を達成するために必要なことの3項目を実施する。委員長には代表幹事の本松賢潟eレビ熊本会長を選んだ。
 甲斐代表理事は「復興事業は企業によって被害の状況などそれぞれ異なる。先行して復興投資を行う企業が複眼的思考を持ち、後発の企業を先導する仕組みになればうれしい。代表幹事会としては多面的に議論をして、様々な分野に提言ができる様に、メンバーの充実など図りたい。各企業協力しあい、一社でも多く創造的復興を成功させたい」と所感を述べた。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年6月29日発行 No.433

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