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人材教育の連携協定を締結・・・・熊本大法学部と九大法科大学院

 熊本大学法学部(熊本市中央区黒髪、深町公信学部長)は8月7日、九州大法科大学院と人材教育の連携協定に調印した。九大が教員を派遣し、法曹界を志望する熊大の学生を支援。卒業後は、九大法科大学院が受け皿となることを目指す。熊大にも司法試験の受験資格を得られる法科大学院はあるが、2016年度で学生募集を停止。現在13人の学生が所属しており、全学生が修了する18年度末で廃止の見込みとなっている。
 協定により、九大は本年度中にも刑事訴訟法や民事訴訟法の講義を受け持つ教員を派遣。
 熊大で卒業生向けの説明会などを開き、九大法科大学院への進学を促す。熊大では19年度から法学部に新設するアドバンスト・リーダー・コースを法曹人材、地域のハブ人材、グローバル人材を育成するための3つのクラスに分け、それぞれ少人数で指導を行う、精鋭コースとするなど、学部と法科大学院両方に割いてきた教員の教育力を学部に集中することで学部教育の充実を目指す考え。熊本市中央区の熊大で調印式があり、九大の堀野出・法科大学院長と熊大の深町公信・法学部長が協定書を交わした。
 堀野大学院長が「九州で活躍する人材を養成し、社会に還元するのが法科大学院の使命」と挨拶。深町学部長は「来年度からの教育力を充実させた法学部からはさらに質の高い卒業生を輩出できるものと確信している。今回の連携協定締結によって、両大学間にさらに強い信頼関係が構築され、本学の法科大学院志望者が法曹養成の仕上げの部分は九州大学法科大学院で教育を受けるのだというような意識を持てるまでに関係を強化していきたい」と述べた。
 九大法科大学院の専任教員は約20人で、学生は約100人。同様の協定を北九州市立大、鹿児島大とも結んでいる。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年8月30日発行 No.435

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