林業従事者を確保・育成する大学校・・・・熊本県

　熊本県は来年４月、県内２拠点に林業担い手確保、育成を目的にした「くまもと林業大学校」を開校する。
　県内で木材として利用を目的に伐採できるスギ・ヒノキ人工林の面積は１７万ｈａあり、森林資源が成熟化。その一方で木質バイオマス発電での利用や木材輸出、公共建築物の木造化などで木材需要が拡大しており、高齢化や減少が深刻化している林業担い手の確保と育成を図るために同大学校を新設する。県と（公益財団法人）熊本県林業従事者育成基金などが運営。座学拠点は熊本県林業技術センター（熊本市中央区黒髪８丁目）を県北校に、五木村の役場と森林組合会議室などを県南校として活用する。研修コースは�@林業に興味がある人や高校生などを対象にした「林業体験・学習コース」（６日間〜１５日間）�A所有する土地内の伐採から搬出、出荷まで自力で行う自伐林家向けの「自伐林家育成コース」（５日間、１８日間）�B新規就業希望者や経営者向けの「林業従事者・経営者育成コース」（５日間〜１年間）の３コース。１０月から推薦枠の募集を開始する。