福岡工場の製造設備を八代の九州製造所に移管・・・・ＹＫＫＡＰ

　ＹＫＫＡＰ�梶i東京都千代田区、堀秀充社長）は２０１９年１月、福岡工場（福岡県粕屋町）の製造設備を、八代市新港町の九州製造所に移管し、同製造所のラインを増設する。投資金額は１０億円。１１月２２日、熊本県庁で同市と立地協定を結んだ。
　福岡工場は１９６７年創業で、耐震構造が現在の基準を満たしていないため解体。同工場の複層ガラス製造ラインを移設し、従来から製造しているアルミ製窓・エクステリア製品の生産能力も高める。福岡工場跡地は自社での活用を検討している。
　現在、九州製造所はアルミ製品を中心に約２万７千ｔを製造しているが、今回のライン増設では複層ガラスを含め約１割生産能力が増強されるという。従業員は７人を新規に現地採用し、来年度新たに２０人増員する。
　九州製造所の阿部浩司所長は「福岡での複層ガラスの製造は１２月２１日まで。一部の設備は最新の機械に入れ替える。協定を励みにして、地域の発展につなげたい」と話している。