��見商店の新工場建設で４億円融資・・・・肥後銀行と商工中金

　肥後銀行（熊本市中央区練兵町、笠原慶久頭取）と商工組合中央金庫（東京都、関根正裕社長）は３月６日、業務用カット野菜製造などの�屑�見商店（八代市、��見治社長）に対し、新工場建設のための資金として共同で約４億円のシンジケートローンを組成する契約を締結した。両金融機関がアレンジャー（契約書作成など企業との調整役）を務め、融資には熊本県信用組合（熊本市中央区紺屋今町、島田万里理事長）も参加する。
　シンジケートローンは複数の金融機関が一つの契約における同一の契約条件に基づき行う融資。��見商店はレンコンなど根菜類を「からしれんこん」や「れんこんチップス」、業務用カット野菜などに加工して販売している。昨今のコンビニ向け総菜、カット野菜の需要の伸びから、生産能力増強を図る目的で、県の補助金を活用して八代市に新工場を５月末稼働に向け建設する。地元野菜を使った新商品開発を予定しており、地産地消や６次産業化の推進、地域の雇用拡大への貢献などが期待できることから、融資が決定した。
　��見商店は１９７４年設立。資本金は８００万円。従業員数は６４人。１８年９月の売上高は６億４３５１万円。