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江津湖でプラスチックごみの実態調査・・・・サステナブルジャパン

 環境関連事業のベンチャー企業・潟Tステナブルジャパン(熊本市中央区新市街、東M孝明社長)は7月1日から、熊本市の委託事業で江津湖に流入するプラスチックごみの実態調査を始めた。
 同社が取り扱うプラスチックごみの自動回収装置「SEABIN(シービン)」を使い、江津湖で浮遊ごみの回収を進めるもので、熊本市ではその種類などを分析して今後の対策などに役立てるという。装置は上江津湖と下江津湖にそれぞれ1カ所ずつ設置。期間は9月末まで約3カ月間実施する。
 シービンは、オーストラリアで開発された製品で、直径約50cm、高さ約80cmの円筒型の装置。海面から数センチの場所に設置し、電動で上下させて円筒内に入った海水を捕獲バッグでろ過し、プラスチックごみを自動で回収する。長さ2mmを超えるプラスチックごみなどが回収でき、最大重量20kgを回収できるという。
 東M社長は「綺麗な海や水環境を守るためにもぜひ江津湖で普及させていきたい。周りの方々がシービンを見ていただくことで、ごみを捨てないという意識を持っていただくきっかけになれば」と話している。
 同社は2019年1月に設立。資本金は100万円。事業内容は九州地区で同製品のリース事業を展開し、漁港などで普及を図っていく計画。これまで県内では水俣市の丸島港や宇城市の松合港で実証実験を行ってきた。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年9月30日発行 No.472

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