食品支援のフードバンクを設立・・・・共同

　食品、畜産の物流と食肉加工を専門とする�葛､同（合志市栄、山下敏文社長）は６月８日、「一般社団法人フードバンクママトコ」を設立した。
　具体的な食品支援を目的に食品メーカーとボランティア団体をつなぐフードバンク活動を行う一般社団法人として設立したもの。同法人は食品・飲料メーカーや農産物の生産者などから寄付される食品を共同本社所在地である合志市・菊池市・宇城市の物流拠点で受け付け・管理し、希望するボランティア団体などに提供する。
　同社の専務で同法人の代表理事を務める山下海南子代表は「『熊本県子ども食堂ネットワーク』によれば日本における子どもの貧困率は約１３・５％で、その内の県内の貧困率は１５％と言われている。県内において約３万８千人の子どもが毎日の食事を保証されていないことを知り、がくぜんとした。子ども食堂を運営する団体の課題が、食品の管理・輸送手段だったこともあり、当社が培ってきた物流のネットワークと食品管理のノウハウを提供していきたい」と話している。