ネット専業の「みんなの銀行」を設立・・・・ふくおかフィナンシャルグループ

　熊本銀行、福岡銀行、十八親和銀行の３行を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ（ＦＦＧ、福岡市中央区、柴戸隆成社長）は５月２８日、デジタルネイティブ世代を対象としたインターネット専業の�鰍ﾝんなの銀行（福岡市中央区、横田浩二社長）を設立した。
　デジタルネイティブ世代（Ｚ世代）を対象に、銀行が本来持つという「預金」「為替」「融資」の３大業務と、「金融仲介」「信用創造」「決済」の３大機能をゼロベースで設計した国内初のデジタルバンク。クラウド上に構築した勘定系システムをバックに、スマホアプリをダウンロードすれば口座開設から振り込み、ATMでの入出金まで、すべてアプリ上の操作で取引が完了する。通帳やキャッシュカードもなく、口座開設時の本人確認もビデオ通話で行うため、２４時間３６５日口座開設が可能。手数料が無料になるサブスクリプション（定額制サービス）も設けており、サービス開始２週間で４万件超の口座開設があり順調な滑り出しを見せている。初年度に４０万口座、開業３年で１２０万口座を目指すという。デジタルバンクは「地銀が全国展開する新機軸」としても注目されている。