２０２１年度産販売実績が初の５億円を突破・・・・ＪＡ熊本うき花倶楽部

　ＪＡ熊本うき花倶楽部（宇城市松橋町、尾�ｱ洋治部会長）の２０２１年度（令和３年度）産販売実績が５億１千万円となり、初めて目標の５億円を突破した。
　カスミソウを中心に出荷数量は６万２６９０ケースとなった。熊本県のカスミソウの出荷は日本一で、ＪＡ管内は県内トップクラスの産地となっている。２０２１年度は天候不順もあったが、他産地の出荷が落ち込む時期にも安定出荷を続けたことが、高単価につながったという。また、一般消費者のニーズにも応え、流通の少ないＳやＭの等級にも長年力を入れてきたことが実を結んだ。その他、ラメ付きのカスミソウなどの加工品も人気を集めた。
　同倶楽部は２００３年設立。前身となる三角花倶楽部を中心に、三角地区、下北地区、不知火地区、小川地区の生産者で結成。現在は部会員４６人で約１４・７ヘクタールで作付けを行っている。
　尾�ｱ部会長は「部員の努力とチームワークで、大台に届くことができた。５億円到達は部会の前身である三角花倶楽部時代からの念願だった。責任ある産地として、今後も団結して安定供給ができるように努めたい」と話している。