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九電グループなどと大型物流センターを共同開発・・・・大福物流

 一般貨物自動車運送業の椛蝠泄ィ流(甲佐町白旗、木村嘉宏社長)は、福岡県糟屋郡粕屋町でラサール不動産投資顧問梶i本社=アメリカ・シカゴ、日本法人=東京都)、九州電力梶i福岡市)、九電不動産梶i同市)と大型物流センターを共同開発する。
 場所は同町江辻、福岡インターから車で西側に5分地点の敷地8万1664u。計画ではラサール社、九州電力、九電不動産の3社が共同出資で設立した福岡プロパティー特定目的会社が今年6月、物流センター「ロジポート福岡粕屋」の建設に着手。24年8月の完成を目指す。建物は鉄骨造り3階建てで、延べ床面積は9万2608u。大福物流は1階を賃借。「大福物流 福岡物流センター(仮)」の名称で同社取引先の食品関連メーカーや卸売業者を中心に常温温度帯による運営を行う。全面もしくは分割での活用も可能。福岡県内では土地、建物とも大規模な物流センターになる見通し。木村社長は「開発地は高速へのアクセスが良いほか、博多港・博多駅・福岡空港にも近く、陸海空の物流拠点としては最良の立地」とコメントしており、大福物流ではセンター稼働を機に事業の重点エリアと位置付けている福岡県内でのシェアをさらに拡大する狙い。
 共同開発する4社によると、昨今企業による物流効率化の過程で交通利便性に優れたエリアに立地する物流施設への活用ニーズが高まってきており、ロジポート福岡粕屋の運営を通じて多様化する物流需要に応えるべく、事業を推進するとしている。九電グループはこれまでに神奈川県と広島県内で物流施設事業に取り組んでいるが、今回初めて九州域内で開発事業に参画し、物流センターを建設する。一方、世界大手の不動産投資会社であるラサール社は物流施設への投資を同社事業における柱の一つと位置付けている。
 木村社長は「開発地である福岡に本社を置く九電グループや世界有数の不動産会社と共同で事業ができるのは大変ありがたく、今後弊社のさらなる成長に寄与するものと期待している」と語る。
 大福物流は1990(平成2)年設立。九州一円に営業拠点があり、2023年4月期のグループ売上高は前期比微増の77億7千万円〜78億円を見込んでいる。グループ従業員はパート、派遣含め約1300人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年1月30日発行 No.500

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