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温泉旅館の承継希望者のマッチングツアー・・・・水俣市

 水俣市(岡利治市長)は、2月14日から16日までの2泊3日で後継者を探している同市内の温泉旅館と承継を希望する事業者とのマッチングツアーを実施した。
 同地域の主要な観光資源である湯の児温泉と湯の鶴温泉の維持発展を図るため、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時補助金を活用し、今回初めて企画したもの。第三者への事業承継を希望している湯の児温泉と湯の鶴温泉の温泉旅館3施設と承継を希望する(興味のある)事業者のマッチングを目的に昨年12月から旅館名などを公表した上で参加者を募集。県内外から募集定員10人を超える応募があった。今回参加した温泉旅館は「魚がうまい宿 齊藤旅館」(同市浜)、「夕陽の宿」(同市大迫)、「永野温泉四浦屋支店(同市湯出)の3旅館で、いずれも経営者の高齢化などから譲渡を希望しており、旅館名公表にも同意していた。同ツアーでは事前に水俣市についての説明を行った後、2泊3日の日程で3旅館を訪問して施設見学やオーナーとの質疑、観光地見学などを行い、事業承継などに関する各種支援制度についても説明した。参加者に対しては交通費・宿泊費の一部と施設利用料を対象に補助も行っている。
 同市では「今回、参加した旅館経営者からは数年前から事業承継についての相談を受けていた。行政が主導してオープンネーム(名称公表)で旅館の譲受希望者とのマッチングを目的としたツアーを行うのは全国でも珍しいと聞いている。次回以降も同様の企画を考えている」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年4月30日発行 No.503

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