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エースコック社の新商品原料に規格外トマトを供給・・・・JA熊本経済連

 JA熊本経済連(熊本市中央区南千反畑町、丁道夫会長)は、潟Gースコック(大阪府吹田市、村岡寛社長)が2月27日に発売した期間限定のカップ麺2商品向けに原材料として規格外の県産トマトを供給した。
 商品名は「火の国の醤油ラーメン ガーリックトマト仕立て・バジルトマト仕立て」。同商品はエースコックが企画する食品ロス削減につながるカップ麺「もったいないをおいしさに」シリーズの第2弾で、形や大きさ、色などが不ぞろいであるため規格外となった県産トマトを後かけ用のパウダーとして使用している。同会では規格外トマトをピューレ状に加工した原材料1・6tを供給した。全国のスーパーなどで期間限定商品として販売された。
 同日、商品発売に伴って県庁で開かれたエースコックの表敬訪問で丁会長が「規格外野菜を商品に使ってもらうことは生産農家の所得増加につながり、大変ありがたい。今後はトマト以外の県産の規格外農産物を使った商品も販売してほしい」、エースコックの村岡寛人常務が「トマト出荷量ナンバーワンである熊本の不ぞろいトマトを使うことでフードロスに貢献でき、気軽にSDGsに参加できる商品になった」。木村敬県副知事は「規格外野菜を使用するのは大事なテーマで、今後もこういった動きを支援していきたい」とそれぞれ話している。

春夏ウリ類春野菜の販売目標を355億円に設定

 JA熊本経済連(熊本市中央区南千反畑町、丁道夫会長)は3月7日、ホテル日航熊本で「令和5年度春夏瓜(以下、ウリ)類・野菜出荷大会」を開き、販売目標金額を355億円に設定した。
 同大会は毎年生産者と市場関係者、輸送関係者らが参加して毎年開いているもので、今回は4年ぶりの対面開催で約230人が参加した。今年の春夏ウリ類(スイカ、メロン)と野菜の販売目標は、ウリ類が前年目標比6%増の92億円、野菜が昨年と同額の263億円で、全体で同1%増の355億円とした。作付面積(計画)は、ウリ類が大玉スイカで高齢化により微減した一方、小玉スイカは大玉からの転換や新品種導入などにより微増、メロンは3%減となり、合計で前年比2%減となる3505ha。野菜は施設品目のトマトとナスは減少した一方、ミニトマトとアスパラガスは規模拡大や新規就農者の加入などで微増、ブロッコリーやダイコン、ニンジン、タマネギ、ショウガで減少、スナップエンドウやソラマメなどは増加となり、合計で前年比2%減の2667・8ha。
 丁会長は「10年に一度と言われる大寒波や強風被害などもあったが、概ね順調に生育している。生産資材の値上げにも負けずに頑張っている生産農家のためにも355億円という販売目標をクリアしなければならない」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年5月30日発行 No.504

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