第４回太田原豊一賞で研究者２人を表彰・・・・化血研

　(一財)化学及血清療法研究所（＝化血研・熊本市中央区花畑町、木下統晴理事長）は３月９日、同区城東町の熊本ホテルキャッスルで第４回太田原豊一賞の贈呈式を開き、研究者２人を表彰した。
　同賞は、化血研の創業者で初代理事長の太田原豊一氏に由来する顕彰制度として２０１９年に新設されたもので、感染症や血液に関する研究で功績のあった個人や団体を顕彰している。今年の第４回では「宿主‐病原体相互作用を標的にした感染症の病態解明」を受賞研究テーマとする大阪大学免疫学フロンティア研究センター副拠点長の荒瀬尚氏（５７歳）、「ＢＡＣＨ転写因子‐代謝ネットワークによる造血細胞分化応答の制御」を受賞研究テーマとする東北大学大学院医学系研究科教授の五十嵐和彦氏（６０歳）の２人を表彰した。同日に開かれた贈呈式では、木下理事長から、賞状、トロフィー、副賞１千万円の目録が贈られた。