東京都のe-dashと業務提携・・・・県内４信金

　熊本信用金庫（井星伸一理事長、熊本市中央区手取本町）、熊本第一信用金庫（鴻池卓児理事長、同区花畑町）、熊本中央信用金庫（岡本浩幸理事長、同区大江本町）、天草信用金庫（田中豊浩理事長、天草市太田町）の県内４つの信用金庫は４月３日、信金中央金庫（東京都、柴田弘之理事長）の仲介でｅ-ｄａｓｈ�梶i東京都、山崎冬馬社長）と業務提携した。各信用金庫は取引先企業の脱炭素化支援に取り組んでいく。
　信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫（東京都）が環境省の「2050年脱炭素社会の実現」宣言を踏まえ、クラウドサービス「ｅ-ｄａｓｈ」の提供により、各信用金庫の取引先企業の脱炭素に向けた活動を支援するのが狙いで業務提携に至った。「ｅ-ｄａｓｈ」は事業者が電気・ガスなどの料金請求書をアップロードすることで、事業を通じて排出されるCO2を自動算出できるサービス。月次および年次で実績管理が可能で、ｅ-ｄａｓｈ�鰍ｪCO2排出量削減やエネルギーコスト削減などに向けた施策の提案も行う。信金中央金庫は「国内外の大手企業を中心に脱炭素社会実現に向けた活動が進んでおり、今回の業務提携を通じて、地方の中小企業の取り組みを支援していきたい」と話している。
　ｅ-ｄａｓｈ�鰍ﾍ2022年2月設立。資本金は５億円。主な事業内容はCO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「ｅ-ｄａｓｈ」の開発と運営。三井物産�鰍ﾌ完全子会社で、全国１００以上の金融機関と業務提携契約を結んでいる。