野焼きに関する賠償責任保険の提供を開始・・・・三井住友海上火災保険

　三井住友海上火災保険�梶i熊本支店・熊本市中央区新屋敷１丁目、中村和正支店長）は熊本県の阿蘇地域で行われる草原の野焼きに関する賠償責任保険の提供を開始した。３月１４日、保険創設に関し、熊本県庁で県や阿蘇市町村会、環境省から感謝状が贈られた。
　野焼きは草原の景観維持および生物多様性の保全のために必要とされており、一方で火災事故や訴訟リスクなどの課題を抱えていた。同社は自治体や牧野組合が法律上の損害賠償を負うことで被る損害に対し、最大２億円の保険金を支払う商品を２月２２日から販売。不慮の事故への不安を払しょくし、草原文化の維持と景観・生物多様性維持につなげたい考え。
　中村支店長は「地球環境との共生は、保険会社として取り組むべき使命。補償だけでなく事故が起きないよう、啓発活動も実施する」と話している。