熊本パルコ跡地に都市観光ホテル開業・・・・星野リゾート

　国内外で６７の温泉旅館やリゾートホテルを運営する星野リゾート（長野県軽井沢町、星野佳路代表）は４月２５日、三陽�梶i熊本市中央区九品寺３丁目、木下修社長）が同区手取本町の熊本パルコ跡地に建設した１１階建てビル「Shinsekai下通GATE」の３〜１１階に都市観光ホテルを開業した。
　名称は「OMO５（おもふぁいぶ）熊本ｂｙ星野リゾート」。延べ床面積は６０２１�u。客室は８タイプで全１６０室。部屋の中央にテーブルを置いた「えんたくルーム（２２�u）」などツインの客室を充実させるほか、最大６人まで宿泊でき、キッチンや洗濯機を備えた「OMOハウス（４９�u）」といった大人数に対応する客室を設ける。フロントがある３階には、街の滞在拠点として宿泊者以外も利用できる「OMOベース」が入る。OMOベースには、同ホテルの朝食や熊本の銘菓を使ったスイーツを提供するカフェをはじめ熊本市中心市街地や熊本城を眺望できる「凸凹（でこぼこ）テラス」、同ホテルスタッフが周辺地域に出向いて情報をまとめた「ご近所マップ」を設置した。同マップでは観光地のほか、カフェ、レストランなどジャンル別に約４０カ所を超えるスポットを紹介している。
　２４日に現地で開いた内覧会では、同社の磯部竜総支配人が「当ホテルのコンセプトは『わさラッシュ！城下マチ』。熊本弁で新しいもの好きの人を意味する『わさもん』に次々と新しいものが生まれる街の様子を表現する『ラッシュ』を組み合わせた。宿泊者以外にも当ホテルを日常の中で利用してもらうことで、訪れる度に新しい楽しみを発見してほしい」とあいさつした。