トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

親会社のANEW社から自己株式取得・・・・ゆうプランニング

 広告代理業の鰍艪、プランニング(熊本市南区江越2丁目、藤田大次郎社長)は1月31日付で海外進出支援などを手掛ける親会社のANEW Holdings梶i=アニューホールディングス、東京都、同社長)から自己株式を取得した。
 ゆうプランニングは近年主力の広告事業を取り巻く環境が厳しい中、新たな経営リソースの活用による持続的成長への体制づくりを目指し昨年3月、新しい投資先を探していたANEW社に株式を100%譲渡、同社のグループ子会社になった。TSMCの県内進出を受け熊本と台湾間で経済交流の活発化が見込まれることから、ゆうプランニングが持つシステムやコンテンツ開発などの経営資源とANEW社が得意とする海外進出支援のノウハウを融合。県内と台湾企業とのビジネスマッチングといった海外事業の展開を狙っていたが、グループ化に伴うシナジー効果が見込めないとの判断から今回、自社株を買い戻した。取得価額は非公開。株式取得に伴い2月1日付で社長に原田恵取締役が昇格、藤田社長は退任した。創業者の木村正夫常勤顧問は会長として原田社長をサポートする。
 原田恵(はらだ・めぐみ)社長は菊池市旭志出身、1981年12月26日生まれ、42歳。菊池高校卒。鰍ュまさんメディクス、雪印種苗梶A鰍qKKコンピューターサービス勤務を経て、2007年ゆうプランニングに営業職で入社、15年取締役。関連会社で広告代理業の潟Wェイ・パッション社長を兼務する。
 原田社長は「新生ゆうプランニングとして再出発する。広告代理業から脱却し、広告会社による制作案件を含めた伴走型の経営課題解決が企業のミッション。ウェブを活用した採用活動支援やTSMC進出を背景にビジネスマッチングを目的としたイベント企画などに注力し、存在感のある企業を目指す」と抱負を述べた。
 同社は1989年創業、92年設立。社員数は人。今期売上高は4億1千万円を見込む。
 同社の役員は次の通り。
 ▼代表取締役社長 原田恵=新▼専務取締役 寺原徹▼取締役 畑田雄一郎、上田信之、吉永智久

デサキ熊本菊陽店内にカフェオープン

 また、ゆうプランニングと飲食店経営の潟tードアシスト高本(同市東区花立3丁目、高本康晃社長)は6月8日、菊陽町津久礼の文具・雑貨店「デサキ熊本菊陽店」内にカフェをオープンした。名称は「Blue Sun(ブルーサン)」。
 場所は菊陽杉並木公園南側。ゆうプランニングの関連会社で広告代理業の潟Wェイ・パッションとフランス菓子店「ブローニュの森」(同市中央区岡田町)が経営しているロールケーキとシュークリームの専門店「ロールアンドシュー」を5月26日で閉店し、跡地にオープンした。Blue Sunは店舗面積50u。カウンター、テーブル合わせ17席を設ける。店内は夏をイメージし、青を基調にした内装にする。チーズケーキやシュークリーム、ソフトクリームといったスイーツを中心にオムライスなどの食事、各種ドリンクをそろえる。テイクアウトにも対応する。客単価は1500円〜2千円、月商300万円を見込む。営業時間は午前10時〜午後6時、フードアシスト高本がロールアンドシューのスタッフ4人を引き継いだ。
 ゆうプランニングがカフェを経営するのは初めて。原田社長が副実行委員長を務めるクリスマスマーケット熊本実行委員会が主催するイベントに毎年フードアシスト高本が出店している縁で、近年市場規模が拡大しているカフェの共同経営を決めたという。フードアシスト高本は熊本市内でチキン南蛮専門店やシューマイ専門店を経営している。
 原田社長は「地域の方はもちろんTSMCの菊陽町進出で増加している県内在住台湾人のお客さまも気軽に立ち寄れる店づくりを目指す」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年7月30日発行 No.518

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから