高校生の金融教育充実化で連携・・・・明治安田生命など３者

　明治安田生命保険相互会社（東京都、永島英器社長）と肥後銀行（熊本市中央区練兵町、笠原慶久頭取）、県教育委員会は６月２７日、県内高校生の金融教育充実化に向け連携協定を締結した。
　学習指導要領の改訂に伴い高校での金融教育が義務化され、２０２２年度から資産形成の授業を実施している。今回の協定では授業への講師派遣や情報提供、教員向け研修会、課題研究などを行うことで教育の充実を図り、人材育成につなげたい考え。
　本村剛明治安田生命執行役員は「県は半導体メーカーの進出でにぎわっており、このような環境で育っていく高校生がさらなる熊本の発展を担う人材になることを切に願う。教員の皆様へのお力になれれば幸い」、笠原慶久肥後銀行頭取は「３者の強みやノウハウを生かし連携することで教育現場の様々な課題解決へつなげる内容。このような連携は全国にも先駆的で、熊本の未来にとっても意義深い。高校生がキャリア教育を通じ、地元企業で働く良さも併せて学ぶ機会を得ることで地元定着率向上にもつながると確信している」と話している。