独自の工法が県の活用促進工法に認定
　ＡＳＲＲ協会　低コスト、環境に配慮

ＬＬＰ（有限責任事業組合）ＡＳＲＲ協会（鹿本郡植木町、新永隆一会長）が開発したＡＳＲＲ（アスル）ユニットおよび工法が、１１月６日に県土木部新技術・新工法活用システムで活用促進工法の認定を受けた。
同工法は、廃アスファルトを加熱し再生する溶融炉や、コンベヤーなどで構成するＡＳＲＲユニットを工事現場までけん引し、はぎ取った廃アスファルトを１００％再生利用するもの。新永会長は「道路は新たな施設整備から、維持保守管理の時代になりつつある。ＡＳＲＲ工法は発生材を再利用することから従来型工法よりもコスト削減でき、かつ従来と同等の品質確保ができます。リユース・リサイクルの観点から環境へも配慮した工法でもある」と話した。
同工法は０２年に開発に着手、０３年に県新規成長分野等進出モデル事業に採用、０４年に県中小企業経営革新計画承認事業として承認、同事業費補助金交付、同年県土木部新技術・新工法活用システムへ申請し、昨年試験フィールド工事に認定されていた。 （横山）