敷地北側に４階建てのＭＲＩ棟を増築
　成尾整形外科病院　１１月末に完成

熊本市岡田町の医療法人社団・誠療会　成尾整形外科病院（成尾政圀理事長）は、同院の敷地北側にＭＲＩ（磁気共鳴画像装置）棟を増築している。１１月末に完成・稼働の予定。
これまで同院はＭＲＩを行う際に、近隣医療機関のＭＲＩを共同利用していたが、ＤＰＣ（包括的診療報酬制度）対象病院に認定されたこと、月１８０例にのぼる同院のＭＲＩ検査にスムーズに対応することを目的に今回新しくＭＲＩを導入し、新棟を増築する。約２７００�uの敷地北側に鉄骨一部鉄筋コンクリート造り４階建て、延べ床面積約４５０�uのＭＲＩ棟を建設。ＭＲＩセンターや医療安全管理室、看護部管理室、看護師の研修のための大会議室を備えるほか、地域連携や診療情報の管理を充実させるために地域連携室・診療情報管理室も設ける。また、ＭＲＩ機器はＧＥヘルスケアジャパン�鰍ﾌ最新機器を備える。
同院では「これまで患者に近隣医療機関に移動してもらいＭＲＩ検査を行っていたが、これからは自院で検査ができるため、患者の負荷軽減やスムーズな対応により、今まで以上のサービスの向上が期待できる」と話している。
同院は１９７７（昭和５２）年診療開始。スタッフは約１６０人。２００７年に７階建ての同院本館をリニューアルオープンした。脊椎（せきつい）・脊髄（せきずい）・関節主体の整形外科として診療に取り組んできており、年間８７０例の手術を行っている。また、県外からの入院患者は全体の患者数の４割を占める。 （堀）