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機密書類の溶解処理システム「エコパル」を開発
 エコポート九州 1時間で5トンを処理

リサイクル事業の潟Gコポート九州(熊本市新港、石坂孝光社長)は、機密書類の溶解処理システム「エコパル」を開発し、6月末から運用を始めた。
県内の役所や企業、病院などから出る機密書類の収集運搬、溶解処理、再生紙製品の販売までを同社で一貫して行うもの。収集運搬は提携先の日本通運鰍ェ行い、エコポート九州の工場で1時間に最大5トンを溶解処理し、古紙パルプの原料として再資源化。その後は製紙会社に販売する。月間の機密書類回収量は500トン、同システム運用で月商1500万円を目指す。
同社は「機密書類の処理は、個人情報保護の観点から企業などで大きな問題になっている。九州初となる一貫したシステムを運用していく中で、セキュリティとリサイクルを両立するこのシステムを将来は全国へ発信したい」と話している。
同社は紙専門商社の日本紙パルプ商事梶i東京都)とリサイクル事業の有価物回収協業組合 石坂グループ(熊本市戸島町)の共同出資で2007(平成19)年10月設立、資本金は4億9千万円。総事業費約40億円をかけ、熊本港臨海用地にプラスチックや機密書類、木質ペレットなどの再資源化工場を建設し、昨年10月から稼動を始めた。売上高は3年後に20億円を目指す。 (大島)
週刊経済:2011年7月4日発行 No.1629

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