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中央会会長に梅田氏、経済連会長に加耒氏
 JAグループ 園田、上村両会長は退任

熊本県農業協同組合中央会(熊本市中央区南千反畑町、以下中央会)と県経済農業協同組合連合会(同町、以下経済連)をはじめとするJAグループ熊本は6月30日に総会を開き、中央会長に梅田穣上益城農業協同組合会長、経済連会長に加耒誠一八代地域農業協同組合会長がそれぞれ就任した。
任期満了に伴う役員改選によるもので、27日に開いた推薦会議で候補者を内定しており、中央会は総会での承認、経済連は総会後の理事会での承認を経て正式に決定した。梅田会長は共通会長制により厚生連会長、共済連運営委員会委員長、JAバンク運営協議会委員長を兼務する。任期はそれぞれ3年。4期12年務めた中央会の園田俊宏会長と、2期6年務めた経済連の上村幸男会長は退任した。
梅田穣(うめだ・ゆたか)中央会会長は山都町出身、1947(昭和22)年6月26日生まれの67歳。県立矢部高等学校卒。98年5月矢部町農協組合長、2005年6月上益城農協組合長、14年6月同農協会長。「4期12年に渡って引っ張ってきた園田会長の後を引き継ぐというのは非常に大役だと感じている。当面の課題である組織改革やTPPなどへは大変難しい対応を迫られている。全国中央会制度を法律に基づく制度から変えるという政府の方針が示され、ほかにも全農の株式会社化や準組合員の事業利用、理事会のあり方が問われているが、JAグループ挙げて自ら改革に取り組んでいく。重要課題が山積された中での厳しい船出だが地域に根ざしたJAづくりにスピード感とリーダーシップを持って臨みたい」と話している。
加耒誠一(かく・せいいち)経済連会長は八代市出身、1947年9月23日生まれの66歳。県立八代農業高等学校卒。2005年6月八代地域農協組合長、同7月県い草生産販売振興協会会長、08年8月全国い草生産団体連合会会長、14年6月八代地域農協会長。「27日の推薦会議で急転直下で推薦が決まり、重責を感じている。熊本は日本有数の農産物生産県。国の様々な施策に振り回されることなく、臆することなくJAの事業を前進させなければならない。JAは自主自立の民間組織で、自らの改革は自らの手で行うというのが一番大事。政府の規制改革会議で発表された農協改革を好機ととらえ、自らの手で改革を進めていきたい」と話している。
各組織の新役員は次の通り。カッコ内は所属地区。
【中央会】▼会長 梅田穣(上益城)▼副会長 高峰博美(芦北)▼常務 竹熊猛(学識経験者)▼理事 宮本隆幸(熊本市)、三浦一水(鹿本)、三角修(菊池)、工藤保雄(阿蘇)、小崎憲一(宇城)、田島幹雄(八代)、福田勝徳(球磨)、川口義英(天草)、加耒誠一(八代)、浦田勝(専門連)、善積智晃(青壮年部代表)、寺本眞理子(女性部代表)▼参与 藤木眞也(上益城)▼代表監事 橋本明利(玉名)▼監事杉水淳二(菊池)、今井洋介(熊本)、高濱頼光(学識経験者)
【経済連】▼代表理事会長 加耒誠一(八代)▼副会長 三角修(菊池)▼代表理事専務 松下隆裕(鹿本)▼代表理事常務 冨永保人(学識経験者)▼理事 藤木眞也(上益城)、小崎憲一(宇城)、高峰博美(芦北)、福田勝徳(球磨)、川口義英(天草)、梅田穣(上益城)▼参与 田島幹雄(八代)、三浦一水(鹿本)▼代表監事 橋本明利(玉名)▼監事 畑野十平(宇城)、釜博志(芦北)、高濱頼光(学識経験者)(宮ア)

週刊経済:2014年7月8日発行 No.1781

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