太陽光発電監視システムを販売
　サンワハイテックなど３社　４月２０日から

　半導体製造装置の設計・製造の�潟Tンワハイテック（菊池市泗水町吉富、山下和貴社長）とソフトおよびハードウエアの企画・開発の�潟tュージョンテク（熊本市中央区南熊本、金秀映社長）、システム開発の�潟宴Cズナー（熊本市画図町重富、高江大作社長）の３社は、低圧の太陽光発電システムに対応するクラウドを利用した監視システムを開発し、４月２０日から販売を開始する。
　製品名は「太陽光発電監視システム　サンみえ〜る」。販売先は太陽光発電システムの施工会社など。�潟tュージョンテクが企画、ハード設計などを担当し、�潟宴Cズナーがソフト設計・製造とクラウド運用、�潟Tンワハイテックが製造・販売および保守をそれぞれ担当する。同製品は５０キロワット以下の低圧の太陽光発電システムに対応し、売電ブレーカー部分に接続する。汎用的なマイコン基盤を使用したことで、従来と比べ約半分の値段で販売が可能となった。また、モバイルネットワークの機能を搭載し、通信状況の悪い環境下でも発電量や売電予想金額などを計測し、クラウド上に記録。遠隔地でもスマートフォンなどで確認できる。記録した発電量などの情報はクラウド運用担当の�潟宴Cズナーと太陽光発電システム施工業者、太陽光発電システムのオーナーの３者で確認でき、日々の発電状況や異常をメールで報告する。初年度販売目標は５００台。
　３社は、「県内の中小企業３社がお互い補完関係を持ち、新事業を打ち出した。山の奥地に低圧の太陽光発電システムを設置している個人事業者の中には、発電量の状況確認ができていないケースも多く、同製品の需要が見込まれる」と話している。（堀内）