トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

7日から練兵町の新本店ビルで営業開始
 肥後銀行 シンボルマークなどを一新

肥後銀行(甲斐隆博頭取)は5月7日、熊本市中央区練兵町に完成した新本店で営業を開始した。
新本店ビルは、敷地面積5485u。建物は地上7階、地下1階建てで、延べ床面積は約2万3千u、旧本店の約1・8倍の広さとなった。外観は熊本城の武者返し、棚田など熊本の風土と文化をモチーフにしたデザインを採用し、熊本市中心市街地の景観と調和した建物となっている。免震構造方式を採用し耐震性を確保したほか、72時間対応の非常用発電設備や水害対策として防潮板を設けるなど災害時にも業務継続ができる設備を整えている。建物に棚田の形状をイメージさせるひさしを設置し直射日光を遮るなどの環境に配慮した造りにした。辛島公園側には、里山をイメージした親水施設のある広場「練兵の庭」を設けている。
フロアは、地下1階が50台収容の駐車場、1階が本店営業部、フィナンシャルプラザ、熊本の歴史的な資料や文化財の展示スペース「肥後の里山ギャラリー」(5月25日オープン)、2階が応接室、大会議室、会議室など、3階が食堂、健康管理室、4階から7階が執務フロアとなる。さらに鹿児島銀行と設立する共同持ち株会社「九州フィナンシャルグループ」の本社機能も置かれる。
また、同行は新本店の営業開始に合わせ新しい肥後銀行ブランドをスタートした。シンボルマークなどを一新し、看板をはじめ通帳、キャッシュカード、封筒など新デザインに順次切り替えていく。
当日は、本店営業部の移転オープニングセレモニーがあり、甲斐頭取は「当行は7月に創立90周年を迎え、10月には鹿児島銀行との共同持ち株会社を設立し、経営統合を行う。『伝統は守るべからず、創るべし』の覚悟のもと、第2の創業を迎える決意で努力していこう」とあいさつした。(櫻木)
週刊経済:2015年5月19日発行 No.1824

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから