１６カ月連続で１倍越え
 １１月県内求人倍率

熊本労働局がまとめた熊本県内の１１月の有効求人倍率( 季節調整値) は、１・１７倍で前月に比べて０・０２ポイント低下した。１
倍を超えたのは１６カ月連続で１９９０( 平成２) 年６月から９１( 平成３) 年８月の１５カ月連続を上回る過去最長記録となった。全国平均は１・２５倍、九州平均は１・０８倍。正社員の有効求人倍率（原数値）も０・６９倍（全国平均は０・７９倍）で前月比０・０３ポイント、前年同月比では０・０８ポイント上回り、２０１０( 平成２２) 年４月以来６８カ月連続で改善した。有効求人数は前月比０・９％減の３万５４３５人で５カ月ぶりの減少、有効求職者数は同０・５％増の３万１８４人で９カ月ぶりの増加となった。新規求人数は前年同月比１・４％増の１万１７３１人で１２カ月連続の増加となった。うちパートを除く求人は７０４９人で同４・７％増、パート求人は４６８２人で同３・３％減少した。主要産業別では、建設、製造、サービスは増加したが、医療・福祉、運輸・郵便、卸・小売宿泊・飲食は減少した。一方、新規求職者は同１・６％増の５８１３人で４カ月ぶりの増加、うちパートを除く求職者は４０７７人で同４・４％増、パート求職者は１７３６人で同４・４％減少した。離職者は１・５％増の３５４９人で８カ月ぶりの増加。うち事業主都合離職者は同１・３％増の８８２人、自己都合離職者は同３・０％増の２５０４人で７カ月ぶりの増加となった。
同局職業安定課では｢１１月の新規求人は製造２１・３％、派遣などのサービス２１％、建設７・３％の増加のみだったが全般的には依然として堅調に推移している｣と話している。
安定所別の有効求人倍率順位( 原数値 ) は、�@ 菊池１・６４�A熊本１・２８�B八代１・２５�C宇城１・２４�C水俣１・１８�E阿蘇１・１６�F玉名１・０９�G球磨１・０３�H天草０・９６�I上益城０・８５。九州・沖縄内の順位は、�@福岡１・２１�A熊本１・１７�B宮崎１・１２�C大分１・０９�D長崎１・０１�E佐賀０・９９�F沖縄０・９１�G鹿児島０・９０。