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県内賃上げ額は月額4591円・・・・連合熊本

 連合熊本(熊本市南区出仲間8丁目、友田孝行会長)は7月10日、2020年春季生活闘争の回答の最終集計結果を発表し、県全体の平均賃上げ額(定期昇給分を含む)は昨年同期比120円プラスの4591円で前年並みだった。
 県内78の労働組合(組合員数約1万9千人)が回答した。県内で妥結し報告があった組合は前年から11組合少なく、300人未満の組合は約2割減だった。
 組織別では、組合員数300人以上の労働組合では同比610円プラスの5131円と前年を上回った。300人未満の中小労働組合では同比457円マイナスの3962円だった。
 賃上げ分が明確にされている41組合(約1万1千人)では、定期昇給分を除く賃上げ額が957円で、前年同期比で345円マイナスだった。このうち、組合員数300人以上の11組合(約7400人)は845円で同比433円マイナス、300人未満の30組合(約3400人)では1204円で同比149円マイナスだった。
 連合熊本は「コロナ禍における経営悪化や交渉中断などの影響で、一部の組合交渉が難航していることが伺える。コロナ禍にあっても中小企業の賃上げの流れは継続しているが、定期昇給を含む全体平均では一部の企業の影響などもあり、中小組合との格差が拡大している」と語った。
 なお、全国4807組合(約277万3千人)の定期昇給分を含む賃上げ額は同比491円マイナスの5506円だった。  

令和2年7月豪雨の災害支援ボランティアを展開

 連合熊本(熊本市南区出仲間8丁目、友田孝行会長)は7月20日から、人吉市と芦北町で令和2年7月豪雨の災害支援ボランティアを展開し、延べ361人を派遣した。
 連合熊本では、県南エリアを中心に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨の発災後、7月9日に連合熊本緊急災害対策本部を設置。7月20日から被災地支援のための「連合熊本災害支援ボランティア」活動を展開してきた。派遣先は、人吉市災害ボランティアセンター(人吉市蟹作)と芦北・津奈木広域災害ボランティアセンター(芦北町大字田浦)の2カ所。ボランティアの派遣は、参加者数が少ない平日を中心に組織し、1日合計で20〜30人を派遣。8月7日までの13日間で述べ361人が参加した。以降の活動は現在検討中という。
 また八代市坂本町に対しては、連合熊本県南地域協議会でボランティアを派遣。そのほか、連合熊本に加盟する産別・単組・地域協議会でも独自のボランティア活動を展開している。
 連合熊本では「派遣先は、被災地の現状を把握するため連合熊本の各地域協議会やボランティアセンターとの協議の上で選定した。今後も被災者の気持ちに最大限寄り添う気持ちで取り組みを計画していきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年9月30日発行 No.472

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