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総合管理学部に3専攻を設置・・・・熊本県立大学

 熊本県立大学(熊本市東区月出3丁目、堤裕昭学長)は4月20日、2024年度から総合管理学部に公共・ビジネス・情報の3専攻を設置することを発表した。同学部の創設30周年を機に専攻制を導入する。
 多様化、複雑化する時代背景を見据え、より高度な社会的課題を解決できる人材の育成を目指す。公共専攻は今後における公務員やNPO団体などに求められる行政・法律・政策・福祉といった知識を学ぶ。履修科目は「参加協働論」、「政策実践論」を新設する予定。ビジネス専攻は経済学や経営学を中心に多様な分野を多角的かつ学際的に捉える。科目は「アントレプレナーシップ」(起業論)、「ベンチャービジネス論」を新設予定。情報専攻は情報による社会的価値の創造を軸に情報の原理と技術を社会の各分野に応用し、社会的課題を解決できる人材を育成したい考え。科目は「IoTとクラウドコンピューティング」、「情報イノベーション学」を新設予定。
 総合管理学部は1994年創設、卒業生数は約7千人。現在1学部1学科で募集定員は280人。専攻制を導入する24年度以降、入学後1年間は全学生が共通でマネジメント理論の基礎を学ぶ。その後2年生から3専攻に分かれ、専攻した分野の知識を中心に学習するという。1専攻あたりの学生数は80〜90人を想定している。
 当日、同大で開いた記者会見で堤学長は「学部創設以来、30年ぶりの大改革」と強調した上で「人口減少や起業促進、グローバル化、DX対応、半導体産業集積といった地域が直面する現状を十分に受け止め、県が設置する大学として地域が求める専門性の高い人材を育成していきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年6月30日発行 No.505

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