トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

1月1日付でホールディングス体制に・・・・ビューティ花壇

 生花・祭壇の卸売、ブライダル装花事業の潟rューティ花壇(熊本市南区流通団地1丁目、舛田正一社長)は2024年1月1日付で潟rューティカダンホールディングスを設立し、その傘下に鰍nneFlowerなど8つの事業会社を置くホールディングス体制に移行する。主力の生花祭壇事業は東日本エリアと西日本エリアに分割する。
 中堅社員が経営者や経営幹部としてキャリアアップできる組織体制を作り、モチベーションの向上を図るほか、関連会社間での競争力を高めるのが狙い。ホールディングスの社長には舛田社長が就く。資本金は2億1324万円。持ち株会社の設立に合わせ、新規事業も視野に入れていきたい考え。
 舛田社長は「中堅社員には今まで現場で学んだことを生かし、関連会社で経営を経験してほしい。各社が競争し合うことで相乗効果を発揮し、グループ全体の成長につなげていきたい」と話している。
 同社は1997年設立。従業員数は227人。2023年6月期の売上高は64億1300万円。

売上高は9・5%増の64億1300万円

 生花・祭壇の卸売、ブライダル装花事業の潟rューティ花壇(熊本市南区流通団地1丁目、舛田正一社長)の2023年6月期決算は、売上高が前期比9・5%増の64億1300万円、経常利益は同5・2%増の1億3500万円で3期連続の増収増益だった。当期純利益は同2・9%増の8800万円。
 主力の生花祭壇事業は、既存の受注に加え、昨年山形県など東北エリアでの営業エリアを拡大したことで新規の受注が増加し、売上高は34億6千万円。ブライダル事業はコロナの収束で予約件数が増加し、売上高は3億7千万円だった。生花祭壇事業、ブライダル事業ともに件数は増加したものの、コロナ前と比較すると市場規模は縮小傾向にあるという。一方、生花卸売業は原価の高騰による影響を受けたが、売上単価の上昇や需要の回復で、売上高は20億6千万円と増収につながった。その他事業の売上高は5億1千万円だった。
 24年6月期決算は、8月に福島西営業所を開設するなどエリアをさらに拡大し、売上高が前期比2・9%増の66億円、経常利益が同11%増の1億5千万円、当期純利益が同23・9%増の1億1千万円で増収増益を見込んでいる。
 舛田社長は「原価の高騰が続き、今後も当社や生産者を取り巻く環境はさらに厳しくなると懸念している。生花を安定供給していくためにも、生産者との中期的な関係構築に努めていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年11月30日発行 No.510

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから