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1月の有効求人倍率は1・28倍・・・・熊本労働局

 熊本労働局が3月1日に発表した24年1月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月から0・01ポイント上昇し、1・28倍だった。
 有効求人数(同)は前月比1・1%増の3万6326人となり、2カ月連続で増加。有効求職者数(同)は前月比0・6%増の2万8457人となり、2カ月連続で増加した。正社員の有効求人倍率(原数値)は前年同月を0・06ポイント下回り、1・16倍だった。
 新規求人倍率(原数値)は前年同月を0・18ポイント下回る2・09倍。新規求職申込件数(同)は前年から4・1%増加し、6281人だった。そのうち、一般フルタイムは同5・4%増の3912人、一般パートタイムは同2・0%増の2369人だった。また、新規求人数(同)は同10・4%減少し、1万3182人。そのうち、一般フルタイム求人は同10・9%減の8018人、一般パートタイム求人は同9・7%減の5164人だった。
 新規求人状況を主要産業別に見ると、運輸業・郵便業は前年から増加。特にタクシー業界が観光の活性化による交流人口の増加により求人数を増やした。一方、建設業、製造業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)は減少。製造業内では、電子部品・デバイス・電子回路製造業が半導体の減産に伴う求人控えにより2カ月ぶりに減少した。一方、食料品製造業は食品工場の稼働に伴う求人増により2カ月連続で増加した。
 常用求職者(パートを含む)は在職者・離職者の様態別にみると、在職者は前年同月比0・7%減の1887人、離職者は同5・8%増の3885人、無業者は同12・4増の488人となった。また離職者のうち事業主都合離職者は7・8%減の784人、自己都合離職者は同5・2%増の2903人、前職自営などは9・7%減の65人となった。新規常用求職者(パートを含む)全体では同4・2%増の6260人となった。
 熊本労働局は「全体的に有効求人数、有効求職者数は増加傾向にあり、現時点では求人が求職を上回る状況が継続しているが、引き続き、物価高騰などが雇用に与える影響についても注視していく」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年5月30日発行 No.516

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