阿蘇モデル構築視野に第一回協議会開催・・・・阿蘇市地域ＤＸ推進協議会

　阿蘇市、崇城大学ＩｏＴ・ＡＩセンター、早稲田大学中里研究室、ＮＴＴ西日本、肥後銀行など１９団体からなる阿蘇市地域ＤＸ推進協議会（会長・中里秀則早稲田大学教授）は８月２７日、阿蘇市内牧の阿蘇ホテル２番館で第一回協議会・分科会を開催。国内の地域課題解決ならびに価値創造に向けた阿蘇モデル構築を目指すことを確認した。
　阿蘇市における地域イノベーション、地域ＤＸの推進を目指す同協議会では、道の駅阿蘇（阿蘇市黒川）で、ＶＸ（現実世界と仮想空間を融合させて社会の変容を起こす取り組み）を活用した実証実験を既にスタートさせており、域内での人流の把握によるマーケティング展開、オーバーツーリズムへの対応などの課題解決に向け、先進的な取り組みを実施。今後は「モデリング」、「課題解決」、「ソリューション」、「人材育成」、「評価」の各分科会で専門的な調査・検討を重ね、国内の観光地、地方都市が抱える諸問題解決に向けたプラットフォームづくりにつなげていくとしている。同協議会では、２７年７月を目途に事業の最終報告をまとめる予定。
　同協議会には、阿蘇市、崇城大学、早稲田大学中里研究室、成蹊大学吉見研究室などの研究機関、肥後銀行、ＮＴＴ西日本、自治体、大学、企業・団体など約１９団体が参画している。