人吉市大畑に本格的なキクラゲの生産拠点
　�潟Wェイ・エム・シー　初年度事業予算７千万円

キノコ菌床原木および鹿角霊芝（ろっかくれいし）製造販売の�潟Wェイ・エム・シー（熊本市画図町、嶋村幸徳社長）はこのほど、人吉市大畑でキクラゲ生産の新事業を開始した。
国内需要の大部分を占めていた中国産キクラゲの信用低下で、国産キクラゲの需要が高まっていることから、本格的な生産拠点を目指すもの。同事業では人吉市の支援を受け、年間４・２トン生産できる栽培用ハウスを年１０棟ずつ建設し、最終的に４０棟で年間約１７０トン生産する。３月には１０棟分を初出荷する予定。人吉市内の企業などから土地を借り入れ、最終的には人吉市内全域で栽培を行う計画。初年度の事業予算は７千万円。
嶋村社長は「国内で流通する乾燥キクラゲのほとんどが中国産。現在、数少ない国産の価格は高騰しているため、安定供給できる拠点をつくれば新たな地場産業になる。当社のノウハウを最大限に生かしたい」と話している。 （宮�ｱ）