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不知火菊の成分で慢性炎症抑制として特許査定・・・・再春館製薬

 化粧品、医薬部外品、医薬品などの製造販売を手掛ける再春館製薬所(益城町寺中、西川正明社長)は5月16日付で事実上の新種「不知火菊(しらぬいぎく)」から単離した成分が老化加速の原因の1つと言われるタンパク質の一種Angptl2(アンジオポエチン様因子2(以下ANL)抑制への有効成分であることを特定し、それが特許査定を獲得した。
 不知火菊は宇城市の不知火地方に生息する野ギク。2011年から熊本大学の尾池雄一教授と共同研究し、12年には不知火菊抽出物がANLを抑制する力を持つことを確認していた。16年から有効成分の探索を実施し、今回の特許査定に至った。すでに22年に食品としての活用を開始しており、今後は更にその活用を拡大する計画という。
 同社の担当者である鴛海央氏は「不知火菊はシマカンギクとヒメジョオンという別属の植物が掛け合わされた珍しいものであり、種をつくらない。そのため、地元の人たちが植え繋ぎ続けたことで今日まで残っている。今後、地元の人たちと共に不知火菊の栽培を広げていき、地域の活性化にも繋げていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年8月30日発行 No.507

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