７月８日に熊本合同庁舎Ａ棟が起工
　国土交通省九州地方整備局　２０１０年３月完成

国土交通省九州地方整備局は、九州財務局などが入居する熊本合同庁舎Ａ棟を７月８日に起工した。完成は２０１０年３月を予定している。総工費は約７５億円。
場所は熊本市春日２丁目のＪＲ熊本駅南側。敷地面積は約２万５千�u、地上１２階地下１階建ての鉄骨造り、延べ床面積は約２万６千�u。設計は安井・シーザー・ペリ設計共同体。環境や防災面でも配慮した造りとなっており、九州最大規模の合同庁舎になるという。入居官署は九州財務局、九州農政局、九州総合通信局、熊本労働局、九州地方整備局営繕事務所、熊本地方気象台。
Ｂ棟については７月９日付でＰＦＩ事業「熊本合同庁舎Ｂ棟整備等事業」の入札を公告。７月１０日から８月１１日まで競争参加資格確認を受け付け、１２月に開札する。２０１２年度完成予定。延べ床面積は２万５千�uで、入居官署は熊本行政評価事務所、熊本国税局、熊本国税不服審判所、熊本西税務署、熊本統計・情報センター、自衛隊熊本地方協力本部、長崎税関八代税関支署熊本出張所、九州地方環境事務所を予定している。
７月８日午前１１時から同地で行った起工式で、国土交通省九州整備局の森安研営繕部長は「地球の環境問題が注目される中、建設から完成後の利用まで、環境に配慮した施設にしていきたい」と話した。 （宇治野、佐藤奈）