トップ 経済ニュース
経済ニュースEconomic News
熊本に特化した転職支援サービス、求人情報 | リージョナルキャリア熊本

「革新ものづくり教育センター」へ組織変更
 熊本大学 6月1日付

国立大学法人熊本大学(熊本市黒髪2丁目、谷口功学長)は6月1日、国際的な人材育成のため、「ものづくり創造融合工学教育センター」を「革新ものづくり教育センター」へ組織変更する。センター長には村山伸樹工学部副学部長が就く。
今年度から2014年度までの4年間、文部科学省から「革新ものづくり展開力の協働教育事業〜Disruptive innovation人材教育の実践〜」に採択を受けたことを機に改組したもの。同センターでは、革新ものづくり展開力養成教育プログラム、学生の革新ものづくり展開力協働プログラム、臨床的まちづくり学習支援プログラムを実施。革新ものづくり展開力養成教育プログラムでは、工学部の学生を対象に、1年次からものづくりに関する実習を取り入れた早期体験型実験、全学部生においては必修科目として、ものづくりに関する基礎セミナーを取り入れ、学部を超えたものづくり教育を行う。学生の革新ものづくり展開力協働プログラムでは、8月11日から20日までの10日間、「日韓学生合同デザインキャンプ」を開く。同大工学部生32人が、韓国・釜山の東亜大学校を訪ね、東亜大学生と共同でソーラーパネルは使用せず「光、音、風、水」の自然エネルギーを利用したものづくりを行う。現在はスカイプなどを使用し、作品の設計を行っている。
また、臨床的まちづくり学習支援プログラムでは熊本市と連携し、「省エネを標榜した政令都市づくりプロジェクト」および「まちなか活性化プロジェクト」を実践し、大学内の研究に留まらず、地域社会との連携を目指す。
村山伸樹センター長は「海外の学生と一緒にものづくりを行うことで国際的な人材が育つ。世界に通じる人材を育成したい」と話した。
(加藤)
週刊経済:2011年5月31日発行 No.1624

関連記事

powered by weblio



「くまもと経済」は昭和46年の創刊以来、『熊本』に密着した独自の特集記事や企業ニュース、人物 インタビューなど、毎号200以上の企業・団体の発展的な経済情報を掲載。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のための情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,931円/年間購読:19,500円

購読のお申込みはこちらから