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ホテル部門の売上高はほぼ前年並みに
 ニュースカイホテル 宿泊部門が好調

潟jュースカイホテル(=熊本全日空ホテルニュースカイ、熊本市東阿弥陀寺町、櫻井孝一社長)の2011年3月期業績は、売上高が前期比20・0%減の24億8700万円、経常利益は62・1%減の1100万円、当期純損益は2600万円の赤字(前期は1500万円の赤字)だった。
09年9月末にサービスエリア事業から撤退したことで減収減益となったが、ホテル部門のみの売上高では前期比0・4%減とほぼ前年並みを確保した。
部門別売り上げでは、宿泊は前期比4・6%増。価格競争の激化で客室単価は下がったものの、インターネット販売の強化が奏功し客室稼働率が大きく上がった。特に、アジアなどからの外国人宿泊客が前期比88・7%増加。震災によるキャンセルはあったものの、全体で前年実績を上回った。宴会部門は2・3%減。ブライダルは他社の大型婚礼施設開業でやや苦戦した。一般宴会は忘新年会やおせち料理などの繁忙期売り上げが順調に推移するなど好調だったが、震災後にキャンセルが相次いだことでわずかに前年を割った。館内レストラン部門は0・6%増。洋中料理「サンシェロ」はオーダーバイキングやワインの廉価販売などの各種施策が奏功し客数が7%増加した一方、日本料理「光琳」は苦戦した。
2012年3月期業績については「宿泊部門については4月まで震災の影響で苦戦したが、5月から新幹線効果が表れ近畿地方からの宿泊客が増加、全体的に回復してきている。ブライダルは前年度下期から2階大宴会場の改装効果で大型婚礼の受注が増え、1組当たり客数も増加傾向だ。9月にはバンケット「すいしょう」もリニューアルオープンを予定しており、さらに増加が期待できる」として、増収増益を見込んでいるという。 (佐藤奈)
週刊経済:2011年7月4日発行 No.1629

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