自動歯科技工システムの使用症例が２００件を突破
　やけいし歯科　セラミック治療で

熊本市北区龍田１丁目のやけいし歯科（矢毛石玲院長）は、シロナ社（ドイツ）製の自動歯科技工システム「セレック」を使ったセラミック治療を導入しており、１０月にその症例が２００件を突破した。
同システムは、専用カメラで撮影した歯の立体映像を基に詰め物をモニター上で設計して、工作機がセラミック製の土台から詰め物を自動で削り出すもの。治療を短時間にすることができるなどの特徴があるという。同院では主に虫歯治療などに使用するため昨年５月に導入した。１本２万９千円から施術している。県内の導入台数は２０台。
矢毛石院長は「手作業による技工作業を省くことでコストダウンにつながり、保険非適用のセラミック治療を比較的安く提供することができている」と話している。
同院は１９７０年に開院。スタッフは矢毛石院長以下６人。診療科目は歯科、小児歯科、口腔外科。 （東）