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がん治療の樹状細胞ワクチン療法を導入
 玉名地域保健医療センター 4月から

 一般社団法人玉名郡市医師会立玉名地域保健医療センター(玉名市玉名、赤木純児院長)は4月から、樹状細胞ワクチンを用いたがん治療を導入する。
 導入するのは、テラ梶i東京都港区)の樹状細胞ワクチン「バクセル(Vaccell)」。樹状細胞は、体内に侵入してきた細菌、ウイルスが感染した細胞やがん化した細胞などを異物として発見し、排除する免疫細胞の一種。患者の体内から樹状細胞のもととなる細胞を取り出して培養し、人工的に樹状細胞へと成長させた後、この樹状細胞をワクチンとして注射し、人間が本来持つ免疫力を高めることでがん細胞だけを攻撃するもの。「バクセル」は、全国37カ所で提供されており、これまでに約8900症例の実績をもつという。
 赤木院長は「樹状細胞は、2011年のノーベル医学・生理学賞を受賞した米大学教授のスタインマン氏が発見し、その後世界中で研究が進められてきた。今後は免疫治療の時代が訪れることが予想されるので、当院でも最先端の免疫治療として力を入れていきたい」と話している。(藺牟田)
週刊経済:2015年3月31日発行 No.1818

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