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自社製焙煎機がスーダン共和国で採用
 島田農機商会 同国の大豆加工プロジェクトで

 食品加工機器製造販売の鞄田農機商会(熊本市南区平成1丁目、島田洋利社長)は、同社で製造した焙煎(ばいせん)機がUNIDOによるスーダン共和国での「大豆加工プロジェクト」に採用され、近く導入する。2012年にケニアにも導入し、今回で2カ国目。
 同社は大豆や米粉、落花生、トウモロコシなどを遠赤外線により焙煎する「島田式回転攪拌(かくはん)焙煎機 黒遠赤厚釜焙煎」を製造しており、スーダンでのプロジェクトで遠赤外線を用いた焙煎機を探していたUNIDO(国際連合工業開発、本部・ウィーン)の紹介で、導入が決定したもの。UNIDOは開発途上国などの工業基盤整備を支援する国連の専門機関。同プロジェクトでは、きな粉を作る際の大豆の焙煎に使用されるという。導入されるのは1台で、近く海路でスーダン共和国に運搬される。
 同機は八角形のドラムを回転させ、かき混ぜながら下部のプロパンガスの火力で焙煎する。ドラムの外周に特殊塗料を塗布した遠赤発生装置を装着することで、表面に焦げ目がつかず、満遍なく火が通るという。
 島田博会長は「当商品は6次産業化を推進する企業のお役に立てる商品だと思う。現在年間で約30台販売しており、今回の取り組みで多くの方にこの商品を知っていただき、さらなる6次産業化の発展に貢献したい」と話している。 
 同社は1960年設立。資本金は1千万円。従業員数は7人。大豆の粉砕機や製粉機、製麺機などを製造販売している。(安達)
週刊経済:2015年4月28日発行 No.1822

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