景気判断を「緩やかに回復している」と上方修正・・・・九州財務局

　九州財務局（熊本市西区春日２丁目）は４月、熊本県内における同月までの３カ月間の経済情勢報告を発表し、総括判断を熊本地震の影響がなお残るものの「緩やかに回復している」と、３期連続で上方修正した。「緩やかに回復している」は２００８年１０月の県内経済情勢報告開始以降初めての高水準。
　項目別にみると個人消費は、百貨店・スーパー販売額と乗用車の新車販売が復旧需要など背景に回復基調。生産活動は海外向けを中心にスマートフォン、車載用部品が好調で、生産用機械も海外向けを中心に受注が好調に推移しているなど回復の動きが続くとしている。また、雇用情勢は人手不足感が高まっており、有効求人倍率は２月に１・４７倍で全国平均より０・０４ポイント上回っている。