熊本市内でカーシェアリング事業・・・・東京都の三井不動産リアルティ

　個人向けに不動産売買・仲介・賃貸などを手掛ける三井不動産リアルティ�梶i東京都、遠藤靖社長）は８月２４日、熊本市内でカーシェアリング事業を始めた。
　新型コロナ収束に伴う観光需要の回復で地方でのカーシェアの利用が増えていることを受け、同市内での需要創出を目指す。熊本市中心部や熊本駅近くで展開するコインパーキング「三井のリパーク」１１カ所に同日から９月末まで順次カーシェアリングの拠点（ステーション）を開設し、計１２台を設置。ＳＵＶ（スポーツ用多目的車）やミニバンをはじめ５車種を用意する。スマートフォンアプリで予約、利用、精算ができる。月会費９８０円で１０分１５０円〜、月会費無料プランは１０分１８０円〜。個人と法人含め、月間で２０〜３０会員の入会を見込む。稼働状況を見ながら９月末以降も順次、同市内で拠点数を増やすという。
　同社は「個人のライフスタイルに合わせた車種を幅広く用意している。県外からの利用も増やしていきたい」と話している。
　同社は「カレコ・カーシェアリングクラブ」の名称で２００９年からカーシェアリング事業を開始。首都圏や関西圏を中心にサービスを展開している。７月末時点で全国に３８７７拠点を設けており、車両台数は６７２９台。会員数は約４４万人。九州では福岡市内と阿蘇くまもと空港（益城町）で拠点を運営している。